ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、金曜日、岸田文雄首相(6歳)が出席したラウンドテーブルディスカッションの中で、同国の経済変革に向けた現在の取り組みに1980年代の「経済の奇跡」の兆しがあると見ていると述べた。
このイベントは、より多くの資産運用会社を日本に誘致し、日本の家族が貯蓄を投資に振り替えるよう促すことを目的として、元銀行家の岸田氏とその政府が主催した東京での2週間にわたる金融セクターのイベントを締めくくった。
フィンク氏は首相官邸での会談で「歴史は繰り返す」と語った。 「日本は1980年代の奇跡に遡る、一連の並外れた経済変革を経験している。この奇跡が長く続くことを願っている」と氏は付け加えた。
1980年代の日本の急速な経済成長は、資産価格の崩壊を伴うバブルの崩壊で終わり、その後数十年にわたる低成長またはマイナス成長が続いた。
岸田氏は会合で、日本の2兆1000億円に上る国有資産をさらに投資に回し、それによって企業価値を高め、その見返りとして家族に利益をもたらすという好循環を望むと述べた。
岸田氏は一連の演説で、日本の資産運用業界を改革し、競争を激化させ、年金基金や保険会社に透明性を求めることも約束した。 同氏はまた、金融会社にとってこの国をより魅力的な国にするための規制緩和を約束した。
3月に発表された国際金融センター指数では、東京は21位と、2022年9月の16位、2020年の3位から順位を下げた。
ラウンドテーブルには他の資産運用会社として、米国のプライベートエクイティ会社KKR&Co.の共同最高経営責任者(CEO)スコット・ナトール氏やシンガポールの国営投資会社テマセク・ホールディングスの最高経営責任者(CEO)ディルハン・サンドラセガラ氏も含まれた。
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