木原レイカ、山口貴也
[東京 23日 ロイター] – 日本銀行は、インフレ率が予想を上回れば、年央までに10年物国債利回りの上限を0.75%に引き上げるか、2倍の1.0%に引き上げる可能性があると、コロンビア大学の伊藤隆敏教授は述べた。木曜日。
そのような動きは、日本の中央銀行が黒田東彦の後任として新総裁の下で新しい四半期インフレ予測を発表する少なくとも4月までは起こらないだろう、と彼は言った。
一部のアナリストは、黒田氏に近い伊藤氏を、今後数カ月のうちに中央銀行による買収の候補として見ている。 黒田氏の任期は4月、副社長2人の任期は3月。
伊藤総裁は、経済が改善し、インフレ率が高いままであれば、日銀は利回り曲線をスティープ化するための措置から始めて、金融政策を引き締めるべきだと述べた。
伊藤総裁はロイターとのインタビューで、「この点で、(12月に)利回りレンジを拡大するという日銀の決定は適切な第一歩だった」と語った。
中央銀行の超緩和的な金融政策を正常化するための「次のステップとして、利回り上限を0.75%または1.0%に引き上げることは確かに可能性がある」と彼は述べた。
インフレと賃金の動向次第では、中央銀行は現在-0.1%の短期金利を今年末までに引き上げることで、マイナス金利を放棄する可能性もある、と伊藤氏は述べた。
(木原レイカ、山口貴也による取材)
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