世の中の仕事は、専門知識やスキルを必要とする技術的な職種がたくさんあります。例えば、デザイナーの仕事もその一つです。しかし、今やソーシャルメディアの発展と共に、簡単に動画編集ができたり、画像を作成できたりと、専門知識がある程度必要とされていた領域のことが誰でもチャレンジしやすい時代へと変化しています。この影響は仕事の現場でも散見されるでしょう。今回は、デザイナーでなくても簡単にサービスのプロトタイプを考えることができるツールについて紹介します。
まず重要なのは、完璧なデザインよりもフロー設計と運用スピード
webサイトやアプリなど、特定のサービスを構築する際、どのようなユーザー体験になるのかを設計することは非常に重要です。どのような見た目にしたいのかというデザインの部分に意識が向いてしまいがちですが、見た目(=デザイン)を考える前に、まずは、webサイトに訪れたり、アプリを開いたユーザーがどのような流れでサービスを体験していくか、そのステップや構造を具体的にイメージすることが必要になります。そして、設計した体験を何度も検証しながらブラッシュアップしていく運用スピードこそが、良いサービス作りには欠かせません。この際に活用されるのが、画面遷移図と呼ばれるもので、webサイトやアプリなど、ユーザーが目にする画面をひとつひとつ想像し、そこに何を配置しておくべきか、設計図を作るところから始めます。
オンラインツールを使って最短でわかりやすい画面遷移図をつくろう
画面遷移図は、これまでもパワーポイントや手書きなどやり方は多数ありましたが、より簡単にある程度の見栄えよく作ろうとすると、非デザイナーにとっては時間がかかり大変な作業でした。そのような時、例えばMiroのようなオンラインホワイトボードの業務効率化ツールが提供している、画面遷移図テンプレートを活用すると、効率的に遷移図を可視化することができます。画面遷移図を作成する際に手間取ってしまう、画面のプロトタイプや、フローを表現するための記号など、テンプレートを使うことで自由にアレンジができ、編集も簡単なので最短で作成をすることが可能です。また、オンラインツールの良さは、チーム間での共有が瞬時に行えること。Miroのテンプレートは複数人で共同編集をすることも可能なため、打ち合わせをしながらリアルタイムで更新をしていくこともできます。
デザイナーに任せにならないサービス設計をチーム全員で実現できる
画面遷移図をつくらなければいけないような場面でよく起こることが、設計図を綺麗にかける人の役割になってしまうということです。そうなると、本来のデザイン業務よりも前段階の、サービス設計として重要なプロセスがデザイナー任せになってしまいます。そのようなことを防ぎ、チーム全員がサービス設計のプロセスに主体的に関わることができるようにするためにも、Miroのようなオンラインツールを活用することで、良いサービス作りを推進することができるのです。ぜひ、チームに導入してみてはいかがでしょうか。
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