カナダ、トロント空港でロシアの貨物機を拿捕

カナダのメラニー・ジョリー外相は、カナダ政府がトロントのピアソン空港でロシア貨物機の拿捕を命令したと発表した。

押収された飛行機はアントノフ124で、所有者とされる人物はヴォルガ・ドニエプル航空LLCとヴォルガ・ドニエプル・グループの子会社で、この2社は「戦争への共謀」を理由にカナダ制裁の対象となっている。

「カナダはロシア政権に対し、クレムリンの侵略戦争を支持し利益を得ている者たちが隠れられる場所はないという明確なメッセージを送る」とジョリー氏は語った。

同大臣は政府声明の中で、「カナダはウクライナの自由を求める闘いを初日から支援しており、勝利後も復興努力を支援するために参加し続ける」と述べた。

5月に日本で開催されたG7諸国(フランス、ドイツ、イタリア、英国、日本、米国、カナダ)の会合で採択されたこの制裁は、ロシアを国際金融システムから孤立させることを目的としている。

最初の制裁が導入されて以来、カナダがロシア資産を差し押さえたのはこれで2回目となる。 2022年12月、カナダ当局はグラナイト・キャピタル・ホールディングスに属する約2,600万ドル(約2,400万ユーロ)の差し止めを行った。同社の所有者はポルトガル国籍のロシアの大物実業家ロマン・アブラモビッチ氏であり、同氏も罰金の対象となっている。

また土曜日、メラニー・ジョリーは「文化遺産、機関、ウクライナのアイデンティティを破壊しようとするロシアの試み」に関連した24人の個人と17の団体に対する新たな制裁を発表した。

リストには、ロシアと協力している博物館やその他の文化センターで働くウクライナ人のほか、占領地や民間軍事企業に設立された教育・文化部門で働くウクライナ人も含まれている。

「カナダはロシアがウクライナから文化遺産を剥奪することを許さず、ウクライナ人のアイデンティティに対するクレムリンの戦争を終わらせるために全力を尽くす」とジョリー氏は述べた。

同大臣は政府声明の中で「ウクライナの文化財に対するこうした意図的かつ標的を絞った攻撃は処罰されないわけにはいかない」と付け加えた。 カナダのジャスティン・トルドー首相は土曜日、クリスティア・フリーランド副首相を伴ってウクライナの首都キエフをサプライズ訪問した。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は訪問中、3億7000万ユーロ相当の新たな軍事援助供与を発表したカナダに感謝の意を表した。 ゼレンスキー大統領とトルドー首相が署名した文書によると、カナダは2022年2月以降、戦車、防空システム、大砲など80億ドル(約77億ユーロ)以上の援助をウクライナに割り当てている。

Saiki Shoichi

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