©ロイター。 2023年3月3日東京の市場。 ロイター/アンドロニキ・クリストドゥロウ/ファイル写真
木原ライカ、和田崇彦
[東京(ロイター)] – データによると、日本の中央経済は6月に中央銀行の目標である2%を15カ月連続で上回ったが、エネルギーコストの影響を除いた指数は減速し、長期にわたるコモディティ(商品)からの価格圧力がピークに達した可能性があることを示唆している。
しかし、先月のサービス価格の伸びが鈍化していることから、政策当局者らは、超緩和的な金融スタンスを差し迫った調整を正当化するほど賃金圧力はまだ高まっていないと感じるだろう。
この統計は日銀が来週、今年のインフレ見通しを引き上げる可能性を高めているが、アナリストらは、日銀に対する強力な金融刺激策の段階的縮小を開始するよう求める圧力が弱まる可能性があると述べた。
大和証券のチーフエコノミスト、末広徹氏は「コストインフレはようやくピークから遠ざかり始めている。今後数カ月間はインフレが鈍化する可能性が高く、そのため中銀は当面政策を維持できるだろう」と述べた。
「来年はサービス価格が上昇する可能性があるが、モノの価格は低いままだろう。来年のインフレ率は1%程度になる可能性がある。」
金曜発表のデータによると、生鮮食料品費を除く全国消費者物価指数は6月に前年同月比3.3%上昇し、市場予想と一致し、5月の3.2%上昇から加速した。
公共料金の高騰により、食料品や生活必需品の価格が着実に上昇し、家族の負担が増大しています。
しかし、インフレ傾向を示す最良の指標として日銀が注目している生鮮食品と燃料のコストを除いた指数は、6月は前年同月比4.2%上昇、5月は4.3%上昇した。
これは2022年1月以来初めての減速であり、企業物価上昇の波に牽引されてここ数カ月観察された急速な上昇ペースが緩和されつつあることを示す兆しである。
人件費の上昇によってインフレがさらに促進されるかどうか政策当局者が注意深く監視しているサービス価格は、5月の1.0.7%に続き、6月には前年同月比1.6%上昇した。
このデータは、日銀が7月27、28日に開催する金融政策決定会合に先立って発表されたもので、理事会は新たな四半期予測を発表し、2%のインフレ目標の持続的な達成に向けた日本の進捗状況について議論する予定だ。
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